“遭難”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうなん84.2%
さうなん15.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽船の名はグラフトン号で、豪州ごうしゅう航行の中途ちゅうとであった。船長ロングは、さっそく一同を本船にむかえいれ、その遭難そうなんのてんまつをきいた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
殊に官兵衛は、伊丹城中いたみじょうちゅう遭難そうなん以来、不治の隻脚せっきゃくとなっているので、君前でも、そのための横坐りはゆるされていた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其頃そのころ歐羅巴エウロツパしよ新聞しんぶんふでそろへて、弦月丸げんげつまる遭難さうなん詳報しやうほうし、かの臆病をくびやうなる船長等せんちやうら振舞ふるまひをばいた攻撃こうげきするとともに『日本人につぽんじんたましひ。』なんかと標題みだしいて
一行いつかう遭難さうなんは、學校がくかうれいとして、食饌しよくせんそなへるさうです。丁度ちやうどあたつたのです。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)