“豪州”の読み方と例文
読み方割合
ごうしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽船の名はグラフトン号で、豪州ごうしゅう航行の中途ちゅうとであった。船長ロングは、さっそく一同を本船にむかえいれ、その遭難そうなんのてんまつをきいた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
小島玉太郎の場合は、夏休みをさいわいに、豪州ごうしゅうを見てこようと思い、かせぎためた貯金を全部ひきだして、この旅行にあてたわけであった。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
豪州ごうしゅう生まれの作曲家、今はアメリカにいる。ブゾーニの門下でピアニストとしても知られていた。英国の民謡の研究者で作曲も民謡風の良いものがある。「浜辺のモリー」などはそのよき例の一つだ。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)