“豪胆”の読み方と例文
読み方割合
ごうたん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日ごろ豪胆ごうたんをもって鳴っていたが、メリー号の全身不随ぜんしんふずいとなったのを知って、今は、すっかり絶望のふちに沈んでしまったかれだった。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
桂君は学校では少年相撲ずもうの選手をしているほどで、腕におぼえのある豪胆ごうたんな少年でしたから、裏通りの近道を、テクテクと歩いていきました。
少年探偵団 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
その藤十郎のはなしで、新十郎の馬を奪って逃げた豪胆ごうたんらい落な敵は、池田家の臣でなく、三好秀次みよしひでつぐの家来、土肥権右衛門どひごんえもんという者であることが分った。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)