“さうなん”の漢字の書き方と例文
語句割合
遭難100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其頃そのころ歐羅巴エウロツパしよ新聞しんぶんふでそろへて、弦月丸げんげつまる遭難さうなん詳報しやうほうし、かの臆病をくびやうなる船長等せんちやうら振舞ふるまひをばいた攻撃こうげきするとともに『日本人につぽんじんたましひ。』なんかと標題みだしいて
一行いつかう遭難さうなんは、學校がくかうれいとして、食饌しよくせんそなへるさうです。丁度ちやうどあたつたのです。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
呼出し其來歴らいれき或は遭難さうなん始末等しまつとう逐一尋られたるに傳吉與惣次の口と符合ふがふなしければ尚たづねられたるに源次郎夫は其處そこより上の方三里ほどへだてし所に男女の死體ありとの風聞其邊そのへん夫婦ふうふの者の由其ころうはさ仕つりしなり大岡殿其方は其のへんにて傳吉と云へる者にあひしと申が傳吉方へたづねたるや源次郎成程傳吉は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かゝ物語ものがたり不知不測しらずしらずふかし、やがわたくし遭難さうなん實談じつだんをはると、櫻木大佐さくらぎたいさは、此時このときおもてあらためてわたくしむかつた。