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珍品
その
他からは、一
向珍品が
出ぬ。
破片は
多いけれど、
繼いで
見る
樣なのは
出ぬ。
中食後に、
余は、
土瓶の
口の
上下に、ツリを
取つた
破片を
出した
位。
その
人は、
時計屋さんですが、
金網の
箱を
造って、その
中に、らんを
入れておいたというのです。
白い
葉に、
白い
花という、
珍品ですから
無理もありません。
三斎公
聞召され、某に仰せられ候はその方が申条一々もっとも
至極せり、たとい香木は
貴からずとも、この
方が求め参れと申しつけたる
珍品に相違なければ大切と心得候事当然なり