“木原店”の読み方と例文
読み方割合
きはらだな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渠はこの二つの品に半襟を一つ加へてやり、これが代金を拂つてから、食堂で木原店きはらだな汁粉しるこを取り寄せた。
勿論其の住民の階級職業によつて路地は種々しゆ/″\異つた体裁をなしてゐる。日本橋ぎは木原店きはらだな軒並のきなみ飲食店の行灯あんどうが出てゐる処から今だに食傷新道しよくしやうじんみちの名がついてゐる。
路地 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
これも名高い日本橋の木原店きはらだなの寄席で私に三月、真打とりをとらせてくれるという話がふって湧きました。
初看板 (新字新仮名) / 正岡容(著)