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木原店
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きはらだな
ふりがな文庫
“
木原店
(
きはらだな
)” の例文
渠はこの二つの品に半襟を一つ加へてやり、これが代金を拂つてから、食堂で
木原店
(
きはらだな
)
の
汁粉
(
しるこ
)
を取り寄せた。
泡鳴五部作:02 毒薬を飲む女
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
勿論其の住民の階級職業によつて路地は
種々
(
しゆ/″\
)
異つた体裁をなしてゐる。日本橋
際
(
ぎは
)
の
木原店
(
きはらだな
)
は
軒並
(
のきなみ
)
飲食店の
行灯
(
あんどう
)
が出てゐる処から今だに
食傷新道
(
しよくしやうじんみち
)
の名がついてゐる。
路地
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
これも名高い日本橋の
木原店
(
きはらだな
)
の寄席で私に三月、
真打
(
とり
)
をとらせてくれるという話がふって湧きました。
初看板
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
こんな事で時間が
掛
(
かか
)
って帰りは
夕飯
(
ゆうめし
)
の時刻になりました。奥さんは私に対するお礼に何かご
馳走
(
ちそう
)
するといって、
木原店
(
きはらだな
)
という
寄席
(
よせ
)
のある狭い
横丁
(
よこちょう
)
へ私を連れ込みました。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
木原店
(
きはらだな
)
の沢屋だ、知らないことがあるものか、たいそうな物持だというじゃないか」
銭形平次捕物控:376 橋の上の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
勿論その住民の階級職業によって路地は種々異った
体裁
(
ていさい
)
をなしている。
日本橋際
(
にほんばしぎわ
)
の
木原店
(
きはらだな
)
は
軒並
(
のきなみ
)
飲食店の
行燈
(
あんどう
)
が出ている処から今だに
食傷新道
(
しょくしょうじんみち
)
の名がついている。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
次に
本場
(
ほんば
)
の
寄席
(
よせ
)
へ
連
(
つ
)
れて行つてやると云つて、又細い横町へ這入つて、
木原店
(
きはらだな
)
と云ふ
寄席
(
よせ
)
へ
上
(
あ
)
がつた。
此所
(
こゝ
)
で小さんといふ話し
家
(
か
)
を聞いた。十時過ぎ通りへ出た与次郎は、又
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
次に本場の
寄席
(
よせ
)
へ連れて行ってやると言って、また細い横町へはいって、
木原店
(
きはらだな
)
という寄席を上がった。ここで
小
(
こ
)
さんという
落語家
(
はなしか
)
を聞いた。十時過ぎ通りへ出た与次郎は、また
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
原
常用漢字
小2
部首:⼚
10画
店
常用漢字
小2
部首:⼴
8画
“木原”で始まる語句
木原