“植木店”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うえきだな50.0%
うゑきだな50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長吉をば檜物町ひものちょうでも植木店うえきだなでも何処どこでもいいから一流の家元へ弟子入をさせたらばとお豊に勧めたがお豊は断じて承諾しなかった。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
たずぬるに長唄杵屋の一派は俳優中村勘五郎から出て、その宗家はよよ喜三郎また六左衛門と称し現に日本橋坂本町さかもとちょう十八番地にあって名跡みょうせきを伝えている。いわゆる植木店うえきだな家元いえもとである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
長吉ちやうきちをば檜物町ひものちやうでも植木店うゑきだなでも何処どこでもいゝから一流の家元いへもと弟子入でしいりをさせたらばとおとよすゝめたがおとよは断じて承諾しようだくしなかつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
茅場町かやばちやう植木店うゑきだなさ。お前さんも江戸かい。」
鼠小僧次郎吉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)