“家元”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いえもと80.0%
いへもと20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家元いえもとでは相変わらずの薄志弱行と人ごとに思われるのが彼を深く責める事や、葉子に手紙を出したいと思ってあらゆる手がかりを尋ねたけれども
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
静枝は——後に藤蔭ふじかげ流の家元いえもととなるだけに、身にしみて年をとった師匠の舞台の世話を見ている。
市川九女八 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
長吉ちやうきちをば檜物町ひものちやうでも植木店うゑきだなでも何処どこでもいゝから一流の家元いへもと弟子入でしいりをさせたらばとおとよすゝめたがおとよは断じて承諾しようだくしなかつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)