“湯水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆみづ60.0%
ゆみず40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余は既に土器の中に湯水ゆみづを飮むにてきしたる椀形わんがたのもの有る事を述べしが、別に急須形きうすがたのもの有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
二人ふたり大泣おほなきにきました。いへものどもゝ、かほかたちがうつくしいばかりでなく、上品じようひんこゝろだてのやさしいひめに、今更いまさらながのおわかれをするのがかなしくて、湯水ゆみづのどとほりませんでした。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
湯水ゆみずのように使ってぜいたくざんまいをしていましたが、尊像が山からお下りになるその日も、朝からジャンの御殿のおくに陣取じんどって、酒を飲んだり、おいしい物を食べたりして
かたわ者 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
ために平素往々うれうる所の、扁桃腺炎へんとうせんえんを誘起し、体温上昇し咽喉いんこうふさがりて、湯水ゆみずも通ずること能わず、病褥びょうじょく呻吟しんぎんすること旬余日、僅かに手療治てりょうじ位にて幸に平癒へいゆせんとしつつありしが