“椀形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わんがた50.0%
わんなり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余は既に土器の中に湯水ゆみづを飮むにてきしたる椀形わんがたのもの有る事を述べしが、別に急須形きうすがたのもの有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
遺跡ゐせきより發見はつけんせし土噐の中には椀形わんがたのもの有り、皿形さらがたのもの有り、鉢形のもの有り、諸種しよしゆの飮食物をるにてきす。是等の他に食器としてもちゐるに足る小籠抔こかごなぞも有りしならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
網代あじろより深い椀形わんなりの紙の塗笠ぬりがさかもしれない。ともかく、師直も師泰もよほど人目をきらったとみえる。意識的に馬混みの間を行き、いつも尊氏の背が見えるぐらいな所にいた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)