“わんがた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
椀形50.0%
彎形50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余は既に土器の中に湯水ゆみづを飮むにてきしたる椀形わんがたのもの有る事を述べしが、別に急須形きうすがたのもの有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
遺跡ゐせきより發見はつけんせし土噐の中には椀形わんがたのもの有り、皿形さらがたのもの有り、鉢形のもの有り、諸種しよしゆの飮食物をるにてきす。是等の他に食器としてもちゐるに足る小籠抔こかごなぞも有りしならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
未開社會に於ては井戸ゐどる術、水道をまうくる術も無き譯故わけゆへ、コロボツクルの如きも、水の入用にうようかんじたる時には必ず川邊に至りしならん。遺跡ゐせきより發見はつけんする所の土器の中には椀形わんがたのもの少からず。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
猟士は山刀なたを抜いて白樺の幹の皮を上に一刀、下に一刀きずつけ、右と左の両脇を截ち割ってグイとくと、前垂懸け大の長方形にげる、頸の背骨に当るところを彎形わんがたに切り抜いて
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)