“ゆみづ”の漢字の書き方と例文
語句割合
湯水100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余は既に土器の中に湯水ゆみづを飮むにてきしたる椀形わんがたのもの有る事を述べしが、別に急須形きうすがたのもの有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
二人ふたり大泣おほなきにきました。いへものどもゝ、かほかたちがうつくしいばかりでなく、上品じようひんこゝろだてのやさしいひめに、今更いまさらながのおわかれをするのがかなしくて、湯水ゆみづのどとほりませんでした。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
以上いじやう……滋養じやう灌腸くわんちやうなぞは、絶対ぜつたいきらひますから、湯水ゆみづとほらないくらゐですのに、意識いしき明瞭めいれうで、今朝こんてう午前ごぜんいき引取ひきとりました一寸前ちよつとぜんにも、種々しゆ/″\細々こま/″\と、わたしひざかほをのせてはなしをしまして。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
是等種々の土器の存在そんざいに由つてかんがふるにコロボツクルの飮み物は湯水ゆみづのみにはあらさりしが如し。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)