“陣取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんど75.0%
ぢんど18.8%
じんどり6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二階の正面に陣取じんどって、舞台や天井てんじょう、土間、貴顕きけんのボックスと、ずっと見渡した時、吾着物の中で土臭つちくさからだ萎縮いしゅくするように感じた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
ひと難儀なんぎかまはばこそ、瓢箪棚へうたんだなした陣取ぢんどりて、ばうやは何處どこだ、かあちやんには、えないよう、あばよといへ、ほら此處こゝだ、ほらほらはゝはゝゝおほゝゝと高笑たかわらひ弓矢八幡ゆみやはちまんもうたまらぬ。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
七日の夜けて長政朝倉孫三郎景健に面会なし、合戦の方便を談合ありけるは、越前衆の陣取じんどりし大寄山より信長の本陣龍ヶ鼻まで道程みちのり五十町あり。
姉川合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)