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陣笠
ふりがな文庫
“陣笠”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
じんがさ
81.0%
ぢんがさ
19.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じんがさ
(逆引き)
それにつづいて、
陣笠
(
じんがさ
)
の兵たちも、かわるがわる、声をからして、おーい、おーいとつなみのように
鬨
(
とき
)
の声を張りあげた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お、
電灯
(
でんき
)
は無論
点
(
つ
)
いているのである。それもコードがダラリと垂れ過ぎた。立ってひと結びくくりあげると、白い
陣笠
(
じんがさ
)
形の上の埃が両手にくっつく。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
陣笠(じんがさ)の例文をもっと
(17作品)
見る
ぢんがさ
(逆引き)
いで、
戰場
(
せんぢやう
)
に
臨
(
のぞ
)
む
時
(
とき
)
は、
雜兵
(
ざふひやう
)
と
雖
(
いへど
)
も
陣笠
(
ぢんがさ
)
をいたゞく。
峰入
(
みねいり
)
の
山伏
(
やまぶし
)
は
貝
(
かひ
)
を
吹
(
ふ
)
く。
時節
(
じせつ
)
がら、
槍
(
やり
)
、
白馬
(
しろうま
)
といへば、モダンとかいふ
女
(
をんな
)
でも
金剛杖
(
こんがうづゑ
)
がひと
通
(
とほ
)
り。
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
故に現在の文壇にても、人道主義の
陣笠
(
ぢんがさ
)
連は、自然主義の陣笠連より
厄介物
(
やくかいもの
)
たるを当然とす。(十月七日)
雑筆
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
陣笠(ぢんがさ)の例文をもっと
(4作品)
見る
“陣笠”の意味
《名詞》
陣笠(じんがさ)
下級兵士が兜の代わりとして頭に被った笠。
語義1の笠を被って合戦に臨んだ下級兵士。
地位の低い者。特に、平の議員。
(出典:Wiktionary)
陣
常用漢字
中学
部首:⾩
10画
笠
漢検準1級
部首:⽵
11画
“陣笠”の関連語
菅笠
編笠
市女笠
“陣笠”で始まる語句
陣笠連
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新渡戸稲造
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北原白秋