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陣笠
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ぢんがさ
いで、
戰場に
臨む
時は、
雜兵と
雖も
陣笠をいたゞく。
峰入の
山伏は
貝を
吹く。
時節がら、
槍、
白馬といへば、モダンとかいふ
女でも
金剛杖がひと
通り。
故に現在の文壇にても、人道主義の
陣笠連は、自然主義の陣笠連より
厄介物たるを当然とす。(十月七日)
坂本の玉は
大砲方の腰を打ち抜いた。金助の玉は坂本の
陣笠をかすつたが、坂本は
只顔に風が当つたやうに感じただけであつた。本多の
玉は
全く
的をはづれた。
と
分別をするから、
礫を
打つたり、
煙管の
雁首で
引拂ふなど、
今然やうな
陣笠の
勢子の
業は
振舞はぬ、
大將は
專ら
寛仁大度の
事と、
即ち
黒猫を、ト
御新造の
聲を
内證で
眞似て
“陣笠”の意味
《名詞》
陣笠(じんがさ)
下級兵士が兜の代わりとして頭に被った笠。
語義1の笠を被って合戦に臨んだ下級兵士。
地位の低い者。特に、平の議員。
(出典:Wiktionary)