“勢子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せこ95.8%
せいこ4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこには、すでに従者食客など数十人が、旗をささげ、たかをすえ、また狩犬をつれ、手には槍、勢子せこ棒などを持って勢揃いしていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
畔道に三十間ばかりずつ間隔を置いて、勢子せこの四人は立ったのである。そこで、また帰ってきた親蜂に斜酣は真綿をくわえさせた。
採峰徘菌愚 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
「信じられない筈はありません、貴方あなたの前に立って居るのは、貴方あなたの元の妻で、死んだ隆の母、十年前にお別れした勢子せいこです」
葬送行進曲 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)