“大將”のいろいろな読み方と例文
新字:大将
読み方割合
たいしやう80.0%
ダイシヤウ10.0%
ダイシヨウ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほんに兩爲りやうだめ御座ござんすほどにと戯言じようだんまじり何時いつとなく心安こゝろやすく、おきやうさんおきやうさんとて入浸いりびたるを職人しよくにんども挑發からかひては帶屋おびや大將たいしやうのあちらこちら
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
祖父オホヂ武智麻呂ムチマロのこゝで亡くなつて後、父が移り住んでからも、大分の年月になる。父は男壯ヲトコザカリには、横佩ヨコハキ大將ダイシヤウと謂はれる程、一ふりの大刀のさげ方にも、工夫を凝らさずには居られぬだてモノであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
父は、男壯ヲトコザカリには、横佩ヨコハキ大將ダイシヨウと謂はれる程、一ふりの大刀のさげ方にも、工夫を凝らさずには居られぬだてモノであつた。なみの人の竪にさげて佩く大刀を、ヨコタへて弔る佩き方を案出した人である。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)