“入浸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いりびた88.2%
いりひた11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本に両為(りようだめ)で御座んすほどにと戯言(じようだん)まじり何時となく心安く、お京さんお京さんとて入浸(いりびた)るを職人ども翻弄(からかひ)ては帯屋の大将のあちらこちら
わかれ道 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「師匠のところ——親分も御存じでせう、お舟さんのところへ入浸(いりびた)つてゐる頃は、伊丹屋の若旦那がよく此處へ見えましたよ」
取寄(とりよせ)芝居者(しばゐもの)淨瑠璃語(じやうるりかた)り三絃彈(さみせんひき)など入込(いりこま)せ皆々(みな/\)得意(とくい)の藝を顯(あらは)し戯(たはぶ)れ興(きよう)じけり茲に又(また)杉森(すぎのもり)の新道(しんみち)孫右衞門店(まごゑもんたな)に横山玄柳(よこやまげんりう)と云(いふ)按摩(あんま)あり是は別(わけ)て白子屋へ入浸(いりひた)り何樣(なにさま)白子屋一軒(けん)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
されば渠が巨多(きょた)の金銭を浪費して、父兄に義絶せられし後、今の情婦某(なにがし)年紀(とし)三十、名を艶(つや)と謂うなる、豪商の寡婦に思われて、その家に入浸(いりひた)り、不義の快楽を貪りしが、一月(ひとつき)こそ可(よ)けれ
黒壁 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)