“陣鉦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんがね94.4%
じんかね5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……突込んで行く軍兵の声、狂奔する馬の嘶(いなな)き、それを押包むような陣鉦(じんがね)や法螺貝(ほらがい)の音が、伊勢の山野にすさまじく響きわたった。
蒲生鶴千代 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
とたんに四面四山は耳も聾(ろう)せんばかりな陣鉦(じんがね)、陣鼓(じんこ)、陣螺(じんら)の響きであり山の人間どもの諸声(もろごえ)だった。——無我夢中で秦明は兵とともに逃げなだれた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
両陣で陣鉦(じんかね)、陣太鼓が鳴る——バラバラと現われた両軍の先頭、いずれも真黒な裸体の雲助で、おのおの長い竹竿を持っている、竹槍かと見れば先が尖(とが)っていない。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)