“陣鼓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんこ66.7%
タンブール33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうえ四隊個々の上に中軍旗をひるがえし、さかんに陣鼓じんこ喊声かんせいをあげさせ、どの隊も宋江がいる本陣かの如くに見せかけていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つづいて銅鑼どら陣鼓じんこの音が、雲を裂くかとばかり野に起ると、山上からも狼煙のろしが揚がり、山くずれのような一陣の賊兵が麓ぢかく陣をしいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三田みたの大学が何らの肩書もないわたくしをやとって教授となしたのは、新文壇のいわゆるアヴァンガルドに立って陣鼓タンブールを鳴らさせるためであった。
正宗谷崎両氏の批評に答う (新字新仮名) / 永井荷風(著)