“患”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わずら38.6%
うれ23.8%
わづら11.9%
うれい9.5%
わづ3.3%
うれひ2.4%
わず2.4%
うれへ1.0%
うれえ1.0%
かん1.0%
なや1.0%
1.0%
わざわい1.0%
わる0.5%
うれう0.5%
かか0.5%
わざわ0.5%
わずらい0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは私の叔父の家で、その当時、麹町の一番町に住んでいたが、叔父は秋のはじめからのいで、歳末三十日の夜に世を去った。
正月の思い出 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
今の人民の世界にいて事をつるは、なお、蝦夷地に行きて開拓するが如し。事の足らざるはに非ず、力足らざるをうべきなり。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「本人は歸りたいに決つてゐます。あんな蛸入道つたやうな、五十男の手掛になつて、日蔭者で一生を送りたい筈はありません」
今の人民の世界にいて事をつるは、なお、蝦夷地に行きて開拓するが如し。事の足らざるはに非ず、力足らざるをうべきなり。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
友達は蜜柑があんまり好きで膽石をらつたことがあつたのだ。ずつと前にも急病だといふので澁谷の家へ急いでいつたら、矢つ張り蜜柑の食べすぎだつた。
あるとき (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
小木諸共して猛進するのであるから、如何なる險山深林しても、進行停止せらるゝやうなはないのである。
余は天井を眺めながら、腹膜炎をらった廿歳の昔を思い出した。その時は病気にるとかで、すべての飲物を禁ぜられていた。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しかるにこれらは被造物なり——是故にわがいへることならばこれらには滅ぶるのあるべきならず——と 一二七—一二九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
雨風ののない、人目にかかるのない、一晩楽にねられそうな所があれば、そこでともかくも、夜を明かそうと思ったからである。
羅生門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
とはいえ、呂布を放置しておかんか、これまた、いよいよ勢いを強大にし、将来のとなるのは目に見えておる。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
カピ長 (ロミオの一群に)ようこそ、方々! 肉刺んでらん婦人は、れもんで舞踏敵手になりませうわい。
いっそ馬鹿とか白痴とか云われたのならば、清吉も左ほどには感じなかったかも知れないのですが、ふだんから自分も苦にんでいる自分の弱味を真正面から突かれたので
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
かえってすることになりはしないかと思って、遂に書く決心も鈍ってしもうのであった。
お夕飯のとき、ほんのぽつちりしか召上りませんでしたもの。今日はあなたどこかお加減でもいのぢやないかと私、氣にしてを
右の次第をもって考うれば、人民の世界に事務なきをるに足らず。実はその繁多にしてこれに従事するの智力に乏しきこそうべけれ。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
動物は、猿、山羊、モルモット、白ねずみ、兎——特殊なものとしては、鼠癩につた白ねずみが、三匹、特別の箱に這入つてゐた。
間木老人 (新字旧仮名) / 北条民雄(著)
「いやいや、一敵減ずれば、一敵生ず。——決して安心はならぬ。甲軍の強大があればこそ、抑えられていた越後の上杉謙信が、こんどは直接、こっちへいして来ようぞ。謙信の眼の黒いうちは、どうしてまだまだ……」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
... 受けえば大樹の衆鳥れに集ればすなわち枯折の有るがく」また「世間に縛著」せられて「譬えば老象のれて自らずる事わざるが如く」
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)