“わざわい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ワザワイ
語句割合
禍70.7%
災15.7%
災禍3.3%
殃2.9%
禍害1.7%
累1.7%
患0.8%
災難0.8%
不幸0.4%
妖0.4%
孼0.4%
災厄0.4%
灾0.4%
煩累0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハッと唇の色を変えて、錦子は顫(ふる)えあがったが、いたずらものが忍び込んだ形跡もないので家の者たちは神業(かみわざ)だと、禍(わざわい)のせいにした。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
法海和尚は「今は老朽ちて、験(しるし)あるべくもおぼえ侍(はべ)らねど、君が家の災(わざわい)を黙(もだ)してやあらん」と云って芥子(けし)の香(か)のしみた袈裟(けさ)を執(と)りだして
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
……それを、あっしゃ、実は肚ン中で、嗤(わら)っていたんです。ところが、どうでしょう、あれからまだ半月と、経たねえうちに、この災禍(わざわい)だ
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その魂のあるとは、もし人の生時に善根をうえず、三宝をしらずして悪をなさざれば、善なくして福を受け、悪なくして殃(わざわい)を受けん。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
実(げ)に人の子は己につきて録(しる)されたるごとく逝くなり。されども人の子を売る者は禍害(わざわい)なるかな、その人は生まれざりし方よかりしものを!(一四の二〇、二一)
よくニスを塗った硬質の木を使った棚も見かけるが、これも累(わざわい)を起しやすい。
自分の指と知りながらも断(た)って、患(わざわい)を除こうとする。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは決して福の神ではなく、むしろ災難(わざわい)の神であった。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
コノール (しゃがれ声にて)わしが王であった為に、わしが愛した為に、これほど多くの不幸(わざわい)がわしの身に来たのであろうか?
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
デヤドラが死んだ為に、この不幸(わざわい)がわしの身に来たのであろうか? ウスナの家からこの不幸(わざわい)がわしの身に来たのであろうか?
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
そういう次第ですから亂暴な神の物音は夏の蠅が騷ぐようにいつぱいになり、あらゆる物の妖(わざわい)が悉く起りました。
そこで多くの神々の騷ぐ聲は夏の蠅のようにいつぱいになり、あらゆる妖(わざわい)がすべて起りました。
「どうか棄てないで、国の安泰をはかってくれ。天が、孼(わざわい)を降して、国祚(こくそ)が覆(くつがえ)ろうとしておる。どうしたらいいだろう。」
蓮花公主 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
その罪穢、その腐敗は、まさに言語に絶し、万(よろず)の災厄(わざわい)は、すべてここに萌(きざ)すのである。地上の人類が、もう少し這間の事情に通ぜぬ限り、文化の発達は到底遅々たるを免れない。
『山海経』に崑崙の西に玉山あり西王母(せいおうぼ)居る、〈西王その状(かたち)人のごとし、豹尾虎歯にして善く嘯く、蓬髪(ほうはつ)勝を戴(いただ)く、これ天の厲(厲は灾(わざわい)なり)および五残(残殺の気なり)を司る〉。
しかしほぼ一ヶ月前、——六月の末頃に、私は始めて煩累(わざわい)の兆を見たのでした。