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殃
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わざわい
ふりがな文庫
“
殃
(
わざわい
)” の例文
ところへ虎に食われた弟子天より降り
殃
(
わざわい
)
を脱れんとならば仏に
詣
(
まい
)
れと教え一同を仏教に化した、話が長いから詳しくここに述べ得ぬ。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
その魂のあるとは、もし人の生時に善根をうえず、三宝をしらずして悪をなさざれば、善なくして福を受け、悪なくして
殃
(
わざわい
)
を受けん。
通俗講義 霊魂不滅論
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
かつや恐れ多けれども師団長殿下を始め奉り旅団長参謀佐官を失ふに至りては天の近衛に
殃
(
わざわい
)
する
所以
(
ゆえん
)
の者を怪まずんばあらず。
従軍紀事
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
それはこの人から慈悲をかけられたものにとつてはその慈悲が一つの
殃
(
わざわい
)
になるだらう事を必然に認めねばならなかつた。
吸血鬼
(新字旧仮名)
/
ジョン・ウィリアム・ポリドリ
(著)
「天が私達に
殃
(
わざわい
)
を降そうとしているのです、救うていただけましょうか」
嬌娜
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
殃
(
わざわい
)
その身に及ばずんば必ず子孫に発すべきはずである。
貧乏物語
(新字新仮名)
/
河上肇
(著)
然して威令の行わるる所、既に前に
瞻
(
み
)
て後に仰ぎ、聡明の及ぶ所、反って小を察して大を
遺
(
わす
)
る。貧者は獄に入りて
殃
(
わざわい
)
を受け、富者は経を転じて罪を免る、
惟
(
これ
)
傷弓
(
しょうきゅう
)
の鳥を取り、
毎
(
つね
)
に
呑舟
(
どんしゅう
)
の魚を漏す。
令狐生冥夢録
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
殃
漢検1級
部首:⽍
9画
“殃”を含む語句
禍殃
災殃
余殃
亦如厭油殃
当獲如是殃
戦殃
殃咎
殃禍篇
猪殃々
餘殃
鬼猪殃々