“殃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わざわい53.8%
わざはひ30.8%
うれ7.7%
わざわ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところへ虎に食われた弟子天より降りわざわいを脱れんとならば仏にまいれと教え一同を仏教に化した、話が長いから詳しくここに述べ得ぬ。
これよりはげしきことばをこそもちゐめ、汝等の貪りは世界にわざはひよきを踏みしきもとれるを擧ぐ 一〇三—一〇五
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
きっとこれは彼自身に喜びがあって、彼の仇の家にうれいごとがあるのだ。
風波 (新字新仮名) / 魯迅(著)
心がそんなことにひっかかると私はいつも不眠をわざわいされた。眠れなくなると私は軍艦の進水式を想い浮かべる。その次には小倉百人一首を一首宛思い出してはそれの意味を考える。
冬の蠅 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)