“災厄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいやく87.5%
まがつみ4.2%
わざはひ4.2%
わざわい4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いかなる災厄さいやくが除去せられようとしていたかを説いて「睡た」を流すということの必ずしも歴史なき空想でなかった例に引いて見よう。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
聞居きゝゐたる者あつて御領主へとくに申上たれば此上ちんずるとも無益むえきなりと申しければ傳吉は熟々つく/″\と心の中に思ふ樣罪なくして無實の罪におちいる我が身にまつはる災厄まがつみとは言ひながら我朝わがてう神國しんこくなるに神も非禮ひれい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
や、別に心当こゝろあたりも無いが、災厄わざはひと云ふものは、皆な意外の所より来るのだから」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
その罪穢、その腐敗は、まさに言語に絶し、よろず災厄わざわいは、すべてここにきざすのである。地上の人類が、もう少し這間の事情に通ぜぬ限り、文化の発達は到底遅々たるを免れない。