“聞居”の読み方と例文
読み方割合
きゝゐ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たすかり給ひしとはなしければ隱居は今迄面白く聞居きゝゐたりしが彦兵衞がはなしを耳にもいれず勝手へたつて何やらん外の用事をして居るゆゑ彦兵衞もほんやめ煙草たばこのんで色々咄を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
くてたがひあひだ考案かうあんするひまありき。さすがに斯道しだう達人たつじんとて、積薪せきしんみゝすまして、ひそかにたゝかひ聞居きゝゐたり。とき四更しかういたりて、しうといはく、おまへ、おまけだね、つたが九目くもくだけと。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
又もとのあなへはいりしゆゑわしあなの口に雪車哥そりうたのこゑやすらんとみゝすまして聞居きゝゐたりしが、滝の音のみにて鳥のもきかず、その日もむなしくくれて又穴に一夜をあかし、熊のうゑをしのぎ