“聞咎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ききとが81.3%
きゝとが18.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを聞咎ききとがめたり、調べ上げたりなんぞしようとする者は一人もなく、ただ、そういう光景を、そういう気持を以て眺めやるばかりのことでありました。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こう辰さんが言ったのを隠居は炬燵にあたりながら聞咎ききとがめた。地主の前に酒徳利の包を解きながら
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
斯う夫人はお鶴のそばへ寄つて言つた。お鶴は茶を入れる用意をして居たが、夫人の言つたことを聞咎きゝとがめて
灯火 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
此中このうち來賓中らいひんちゅうのチッバルトこのこゑ聞咎きゝとがめたる思入おもひいれにてまへすゝむ。