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『灯火』
ふりがな文庫
『
灯火
(
あかり
)
』
飯島夫人——栄子は一切の事を放擲する思をした後で、子供を東京の家の方に残し、年をとつた女中のお鶴一人連れて、漸く目的とする療養地に着いた。箱根へ、熱海へと言つて夫や子供と一緒によく出掛けて行つた時には、唯無心に見て通り過ぎた相模の海岸にある …
著者
島崎藤村
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「太陽」1912(明治45)年6月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約15分(500文字/分)
朗読目安時間
約24分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
仰
(
おつしや
)
容貌
(
かほ
)
終
(
しまひ
)
健康
(
ぢやうぶ
)
閉
(
つぶ
)
瀟洒
(
こざつぱり
)
狡
(
す
)
癒
(
よ
)
見当
(
あたり
)
必
(
きつ
)
矢張
(
やつぱり
)
下
(
もと
)
如何
(
どう
)
年長
(
うへ
)
思
(
おもひ
)
普通
(
あたりまへ
)
煙
(
けぶ
)
脅
(
おびやか
)
萎
(
しを
)
先頭
(
はな
)
光景
(
さま
)
婦人
(
をんな
)
宛
(
あて
)
左様
(
さう
)
彼様
(
あゝ
)
復
(
ま
)
微笑
(
ほゝゑ
)
投
(
はふ
)
皆
(
みん
)
繊弱
(
きやしや
)
黄色
(
くわうしよく
)
何時
(
なんどき
)
周囲
(
あたり
)
大凡
(
おほよそ
)
姉妹
(
きやうだい
)
宜
(
よ
)
尤
(
もつと
)
平素
(
いつも
)
御家
(
おうち
)
御癒
(
おなほ
)
快
(
よ
)
折角
(
せつかく
)
指
(
ゆびさ
)
放擲
(
はうてき
)
斯
(
こ
)
斯様
(
こん
)
旧
(
ふる
)
最早
(
もう
)
梶棒
(
かぢぼう
)
燈火
(
あかり
)
直
(
すぐ
)
真実
(
ほんと
)
聞咎
(
きゝとが
)
街燈
(
ガス
)
遣
(
つか
)
随
(
つ
)
静止
(
じつと
)
飯島
(
いひじま
)
一歩
(
ひとあし
)
中
(
うち
)
仮托
(
かこつ
)
何故
(
なぜ
)
余程
(
よほど
)
借屋
(
しやくや
)
側
(
そば
)
兎角
(
とかく
)
其様
(
そんな
)
内儀
(
かみ
)
内部
(
なか
)
凭
(
もた
)
取繞
(
とりま
)
可
(
い
)
好
(
い
)
定
(
き
)
家
(
うち
)
寺院
(
おてら
)
屋外
(
そと
)
帕子
(
ハンケチ
)
彼方
(
かなた
)
後
(
あと
)
思召
(
おぼしめ
)
措
(
お
)
敷布
(
シーツ
)
朦朧
(
もうろう
)
栄子
(
えいこ
)
欄
(
てすり
)
泄
(
も
)
温順
(
おとな
)
灯
(
ひ
)
点
(
つ
)
独語
(
ひとりごと
)
用達
(
ようたし
)
発
(
た
)
目的
(
めあて
)
相模
(
さがみ
)
蔦屋
(
つたや
)
被入
(
いら
)
見立
(
みたて
)
言伝
(
ことづて
)
身体
(
からだ
)