“敷布”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
シーツ52.9%
しきふ26.5%
シート8.8%
シイツ5.9%
しいつ2.9%
シイト2.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“敷布”を含む作品のジャンル比率
文学 > 文学 > 叢書 全集 選集14.3%
歴史 > 地理・地誌・紀行 > ヨーロッパ8.7%
文学 > 英米文学 > 小説 物語8.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
その男というのは、顔を仰向けて、半身を敷布シーツにおおわれて、両腕をからだのそばに伸ばして、テーブルの上に横たわっていた。
敷布シーツの先を伝わって、雨滴れの合間を縫って……そうしてその時も、地蟲のしわがれたような声を聴いたのである。
地虫 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
人は生活を赤裸々にして羽毛蒲団はねぶとんの暖さと敷布しきふ真白ましろきが中に疲れたる肉を活気付けまた安息させねばならぬ。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
袖子そでこ敷布しきふをかかえたままものわないで、あおざめたかおをしていた。
伸び支度 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ちりさえ立たぬ敷布シートなめらかに敷き詰めた下から、あら格子こうしの黄と焦茶こげちゃが一本ずつ見える。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
三四郎はこんなことを言って、あらかじめ、敷いてある敷布シートの余っているはじを女の寝ている方へ向けてぐるぐる巻きだした。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
『どうかして下さい。痛、痛つ‥‥‥』と、その時お前は顏を歪めて、敷布シイツの上にのけぞりながら身もがきした。
疑惑 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
血だらけの安楽椅子のクッション覆いカバアと、同じく血に染んだ敷布シイツとである。
土から手が (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
未だ初めで御座いまして、ベッドを作る事や、病人の敷布しいつをかえる事や、器械をて消毒する事や、床ずれの出来ぬように患者のせなかをアルコールでこする事や
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
(The Damned Thing)もう一つはこれも月の光に見ると、顔はしわくちやの敷布シイトか何かだつたと云ふのだから、新工夫くふうには違ひありません。
近頃の幽霊 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)