“シーツ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
敷布90.5%
寝布4.8%
被布4.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敷布シーツもない薄い敷蒲團に海老のやうに縮まつてゐる姿が可愛らしかつた。
(旧字旧仮名) / 林芙美子(著)
大地主は敷布シーツのように蒼白な顔をして坐っていて、自分がみんなをこんな災難に陥れたことを考えていた。
たとへどんなことがあらうとも、人間の、ましてや罪もない子供の首を斬り落すなどといふことがどうして出来るものか! 彼は赫つとなつて子供の頭に巻かれた敷布シーツを引きはいだ。
二階の寝室には彫のある寝台に「万年敷布シーツ」がまだ昔のまま掛けられてあったり、今から見ると質素ではあるが
シェイクスピアの郷里 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)
敷布シーツの先を伝わって、雨滴れの合間を縫って……そうしてその時も、地蟲のしわがれたような声を聴いたのである。
地虫 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
第二。すでに紳士だから世のつねの紳士のごとく、いかに身に粗服をまとうとも靴の先だけは木賃宿の寝布シーツで拭いて光らせている。
字で書いた漫画 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
赤茶気た室内電燈に照らされた寝台の中には最前の小柄な瘠せ枯れた白人の老爺が、被布シーツから脱け出してゴリゴリギューギューといびきを掻いている。
人間レコード (新字新仮名) / 夢野久作(著)