“御家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいえ53.8%
おうち38.5%
おいへ7.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相「此の相川は年老いたれども、其の事は命に掛けて飯島様の御家おいえの立つように計らいます、そこでお前は何日いつ敵討に出立しゅったつなさるえ」
知るや知らずや、お前さんが仙台の御家おいえに養子に来たのはう由来、れ/\の次第であったが、れを思うても殺すことは出来まい。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
某の男おのが主人の娘または腰元などにれ染めしが、いつしかその事主人の耳に入り不義は御家おいえ御法度ごはっとなりとて御手討になるべき処を、側の者が申しなだめて二人の命をひたるならん。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
「どうぞ。——まあ試しに使って見て下さい。あなたの御家おうちの——と云っちゃ余り変ですが、あなたの私事わたくしごとにででもいいから、ちょっと使って見て下さい」
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「しかし、奥様、早く先生に診て頂いて好う御座いました——御家おうちでは大事な母さまですもの。」とお鶴が言つた。
灯火 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ついネ、此の廿五日にも参上あがつたのですよ、御近所の貧乏人の子女こども御招およびなすつて、クリスマスの御祝をなさいましてネ、——其れに余りお広くもない御家おうちに築地の女殺で八釜やかましかつた男のおやだの
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「御承知の通り、政府おかみの事ですから、別にお礼といつては出ないが、その代りいつ迄も御家おいへの誉れになる事でせうよ。」