“御家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいえ46.7%
おうち40.0%
おいへ6.7%
ごけ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相「此の相川は年老いたれども、其の事は命に掛けて飯島様の御家おいえの立つように計らいます、そこでお前は何日いつ敵討に出立しゅったつなさるえ」
「しかし、奥様、早く先生に診て頂いて好う御座いました——御家おうちでは大事な母さまですもの。」とお鶴が言つた。
灯火 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「御承知の通り、政府おかみの事ですから、別にお礼といつては出ないが、その代りいつ迄も御家おいへの誉れになる事でせうよ。」
駿府すんぷより連れ歸り打寄て種々しゆ/″\異見に及びしかど文藏は何時かな思ひきる樣子もなく假令たとへ不孝といはれ勘當受る共是非に及ばずと思ひ切て申ける故しからば忠兵衞も致し方なく然程さるほどに思ひ詰給つめたまふ上は暫時私しへ御まかせ有べし必ず思し召違めしちがひ有て短氣たんきの事など爲給ふなと種々にさとし置きて忠兵衞は御家ごけのおもせが機嫌を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)