“然程”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さほど92.3%
さるほど7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
革命的の思想もこの地は然程さほどで無いが印度インド本土にはなりさかんだと云ふ事で、新聞は支那の革命戦争の記事を小さくわづか二三行で済ませて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
丁謂は恐しいような、又然程さほどでも無いような人であるが、とにかく異色ある人だったに違い無く、宋史の伝は之をへんするに過ぎている嫌がある。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
然程さるほどに大岡越前守殿には段右衞門前名ぜんみやう畔倉重四郎一けんに付享保きやうほ十一年十二月みぎかゝり合の者共一どう白洲しらすよび出され夫々それ/″\に其罪科ざいくわを申渡されける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
然程さるほどに久兵衞は口書爪印となりけるゆゑ大橋文右衞門は出牢申付られしかば去年十二月より今年三月まで概略およそ四ヶ月のあひだ無實むじつの難にくるしみしも天日明かにして終に其濡衣そのぬれぎぬ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)