“さほど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
左程71.1%
然程24.4%
些程2.2%
是程2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とあるのにちょうして明かで、その頃の京都の市中から馬を走らせて行く分には、左程さほどの道のりではなかったであろう。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
この海底戰鬪艇かいていせんとうてい左程さほどいちじるしい武器ぶきではない、さらおどろきは
小粒の實が初めは然程さほどにもないのに、少し大きく成つたかと思ふと一夜の中にも滅切と太つて幾日も經たないのに抱へて重い程になるので有ます。
白瓜と青瓜 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
カピ妻 では、其方そなたは、ころしたたう惡黨あくたうまだながらへてゐくさるのを、然程さほどにはおきゃらぬな?
勿論もちろんそれには、苦痛がまともに感ぜられるのであるが、単純なまかしの場合だと、身体が逆立して血が頭に下り、意識が朦朧となった際を打つのであるから、その痛感は些程さほどのものではなく、たとえばピリッと電光のように感じはしても
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
我朝はいふに及ばず、天竺てんぢく震旦しんたんにも是程さほどの法滅有るべしともおぼえず、優填うてん大王の紫磨金しまごんみがき、毘首羯摩びしゆかつま赤栴檀しやくせんだんきざみしも、わづかに等身の御仏なり。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)