“さまで”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
左迄87.5%
左程12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妾と馬とは殆ど世界を通じて殉死の先駆者であるが、これに次いでは妻であった。しかも古代には老人を冷遇する習俗が濃く、殺老は左迄(さまで)に珍らしい事ではなかった。
本朝変態葬礼史 (新字新仮名) / 中山太郎(著)
彼(かれ)は冷(つめ)たい火鉢(ひばち)の灰(はひ)の中(なか)に細(ほそ)い線香(せんかう)を燻(くゆ)らして、教(をし)へられた通(とほ)り坐蒲團(ざぶとん)の上(うへ)に半跏(はんか)を組(く)んだ。晝(ひる)のうちは左迄(さまで)とは思(おも)はなかつた室(へや)が、日(ひ)が落(お)ちてから急(きふ)に寒(さむ)くなつた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
救助(きうじよ)を求(もと)むる難破船(なんぱせん)の眞似(まね)をしたのは、あの邊(へん)の海底(かいてい)は何(なに)かの理由(りいう)で水深(すいしん)左程(さまで)深(ふか)からず、我(わ)が弦月丸(げんげつまる)を撃沈(げきちん)して後(のち)に潜水器(せんすいき)を沈(しづ)めるに便利(べんり)の宜(よ)かつた爲(ため)ではあるまいか