“左迄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さまで77.8%
さま22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左迄さまで恐るゝにも足らぬぢやないか、して労働者などグヅ/\言ふなら、構まはずに棄てて置け、直ぐ食へなくなつて、先方むかうから降参して来をらう
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
吾等われらまへつて、武村兵曹たけむらへいそうわたくしとのかほながめたが、左迄さまでおどろいろがない、目禮もくれいをもつてかたはら倚子ゐすこしけ、鼻髯びぜんひねつてしづかに此方こなた向直むきなをつた。
我等われら兩人りようにん目指めざすコロンボにも、また櫻木海軍大佐等さくらぎかいぐんたいさら再會さいくわいすべきはづ橄欖島かんらんたうにも左迄さまではとほくない印度洋インドやうちうであつたことと。
れば現時の米国海軍——其軍人は左迄さまで勇壮ならざるべし。多くの雇兵より成れる陸軍は敢て恐るゝに足らざるべし。
警戒すべき日本 (新字旧仮名) / 押川春浪(著)