“救助”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たすけ35.7%
すくひ14.3%
きゅうじょ14.3%
すくい14.3%
きうじよ7.1%
きゆうじよ7.1%
すくふ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こゑわめこえあはれ救助たすけもとむるこゑは、すさまじき怒濤どとうおと打交うちまじつて、地獄ぢごく光景ありさまもかくやとおもはるゝばかり。
其處此處そここゝには救助すくひもとむるこゑたえ/″\にきこゆるのみ、わたくしさひはひ浮標ブイうしなはで、日出雄少年ひでをせうねんをば右手めてにシカといだいてつた。
もうまもなく救助きゅうじょの人たちがトンネルをぬけて、水について来ることをわたしたちは知った。けれどもこうなってから幽閉ゆうへい最後さいごの時間がこのうえなく苦しかった。
十分前まではしきり救助すくいを呼んでいた市郎が、にわかに黙ってしまったのは不可思議である。これももしや何等かの禍害わざわいこうむったのではあるまいかと、巡査は胸を騒がした。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
救助きうじよもとむる難破船なんぱせん眞似まねをしたのは、あのへん海底かいていなにかの理由りいう水深すいしん左程さまでふかからず、弦月丸げんげつまる撃沈げきちんしてのち潜水器せんすいきしづめるに便利べんりかつたためではあるまいか
理屈りくつまうすぢやありません、わたくし越權えつけんわたくし責任せきにんひます。貴下あなたしんじませんか、いまげん難破船なんぱせん救助きゆうじよもとめるのを。
とはざるとは餘りと申せば不孝の至りと云べし彌吉はむこなるが粂は實の娘なり然れば母親はゝおやの困窮と言ひ病氣と聞ば菊より借用致し度由申入ずとも汝等なんぢら身代しんだいを半分分ぶんわけにしてなりと救助すくふべきが至當なりそれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)