“救護”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くご50.0%
きうご16.7%
すくい16.7%
ホスピタラリティ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今このごもんは、この大菩薩が、悪業あくごうのわれらをあわれみて、救護くごの道をば説かしゃれた。その始めの方じゃ。しばらく休んで次の講座で述べるといたす。
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
鹽原巡査人夫の荷物にもつわかち取り自ら之をふてのぼる、他の者亦之に同じくす、人夫等つひに巳を得ず之にしたがふ、此に於て相互救護きうごさくを取り、一行三十余名れつただして千仭の崖上がいじやう匍匐ほふくして相登る
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
の怪しい人かげは、正しくの水死者の幽魂が夜な夜な形を現わして、未来の救護すくいを乞うたのであろうと云う噂で、これを思えば死者に霊無しとも云われまいと
河童小僧 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
わたしは普通、町の窮民とはかぞえられないが、そうあつかわれるべき者からの来訪——ともかく世界のあわれな者のうちにはいる——われわれの款待ホスピタリティではなく救護ホスピタラリティにうったえる来客をうけた。