“救難”の読み方と例文
読み方割合
きゆうなん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんがへたので、いそ武村兵曹たけむらへいそう談合だんがふすると、兵曹へいそう無論むろん不同意ふどうゐはなく、たゞちにしろ手巾ハンカチーフ振廻ふりまわして、救難きゆうなん信號しんがうをすると、彼方かなた白色巡洋艦はくしよくじゆんやうかんでも、吾等われら輕氣球けいきゝゆうみとめたと
此際このさいあるひ倒壞家屋とうかいかおく下敷したじきになつたものもあらうし、あるひ火災かさいおこしかけてゐる場所ばしよおほいことであらうし、救難きゆうなん出來できるだけおほくの人手ひとでようし、しかもそれには一刻いつこく躊躇ちゆうちよゆるされないものがある。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)