トップ
>
此際
ふりがな文庫
“此際”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
このさい
95.0%
こゝ
5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このさい
(逆引き)
たゞ平岡と事を決する前は、
麺麭
(
パン
)
の
為
(
ため
)
に働らく事を
肯
(
うけが
)
はぬ心を持つてゐたから、
嫂
(
あによめ
)
の
贈物
(
おくりもの
)
が、
此際
(
このさい
)
糧食としてことに彼には
貴
(
たつ
)
とかつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ついては、少し思う仔細もあるので、
此際
(
このさい
)
私の配下に属する色々な事業や、私の
田地
(
でんち
)
、私の漁場などを、一巡して見たいと思う。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
此際(このさい)の例文をもっと
(19作品)
見る
こゝ
(逆引き)
と言つて、すこし調子を変へて、『御承知の通り、選挙も近いてまゐりました。どうしても
此際
(
こゝ
)
のところでは貴方に助けて頂かなければならない。 ...
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
何と申したつて、事実は事実ですから情ない。もし私が今度の選挙に失敗すれば、最早につちもさつちもいかなくなる。どうしても
此際
(
こゝ
)
のところでは出るやうにして頂かなければならない。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
此際(こゝ)の例文をもっと
(1作品)
見る
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
際
常用漢字
小5
部首:⾩
14画
“此”で始まる語句
此方
此
此処
此家
此奴
此處
此間
此所
此頃
此様
“此際”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
丘丘十郎
アントン・チェーホフ
江戸川乱歩
夏目漱石
黒島伝治
海野十三
泉鏡太郎
島崎藤村
泉鏡花