“荷物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にもつ94.0%
パツケ1.5%
かもつ1.5%
ニモツ1.5%
パケツ1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三十七年(ねん)九月(ぐわつ)十四日(か)、幻翁(げんおう)望生(ぼうせい)の二人(ふたり)と共(とも)に余(よ)は馬籠(まごめ)に行(ゆ)き、茶店(ちやみせ)に荷物(にもつ)や着物(きもの)を預(あづ)けて置(お)き、息子(むすこ)を人夫(にんぷ)に頼(たの)んで、遺跡(ゐせき)に向(むか)つた。
おれは併し隣の空(あ)いた席へ荷物(パツケ)を置いて後(あと)から入つて来る乗客に「これは僕の友達の席です」と云つて拒んだ。
素描 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
奴さんは恐れて、螺旋形(らせんけい)の階段を走りおりて街路(とおり)へでたのだ、そして、奴さんの意識は朦朧(もうろう)となってしまったさ、奴さんは人道(じんどう)も車道(しゃどう)も区別なしに歩いていると、荷物(かもつ)自動車がやって来たさ
雨夜草紙 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
薩州よりわ彼(かの)イロハ丸の船代、又その荷物(ニモツ)の代お佛(ハライ(ママ))候得バ、ゆるして御つかハし被レ成度(なされたし)と申候間、私よりハそハ(ママ)わ夫でよろしけれども
女は紫の光沢のある黒い毛皮の外套に、同じやうな色の大黒帽(トツク)を被り犬の綱を執る代りに大きな紙包みの荷物(パケツ)を提げて居る。手袋の上から手を握らせながら、おれの頬に唇を触れたあとで
素描 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)