“車道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くるまみち40.0%
しやだう40.0%
しゃどう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
到頭四万の山口へ参りましたが、只今は車道くるまみちが開けましたので西の方の山岸へ橋をかけまして下道しもみちを参りますが、以前はかみの方を廻りましたもので中々難所なんじょでございました。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
あそんでツてよ。」と周囲しうゐ人込ひとごみはゞかり、道子みちこをとこうでをシヤツのそでと一しよに引張ひつぱり、欄干らんかんから車道しやだうやゝ薄暗うすぐらはうへとあゆみながら、すつかりあまえた調子てうしになり
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
奴さんは恐れて、螺旋形らせんけいの階段を走りおりて街路とおりへでたのだ、そして、奴さんの意識は朦朧もうろうとなってしまったさ、奴さんは人道じんどう車道しゃどうも区別なしに歩いていると、荷物かもつ自動車がやって来たさ
雨夜草紙 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)