“下道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
したみち80.0%
しも10.0%
しもみち10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時は九月の初め、紅塵こうぢんひるがへる街頭には赫燿かくやくと暑気の残りて見ゆれど、芝山内しばさんないの森の下道したみち行く袖には、早くも秋風の涼しげにぞひらめくなる
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「鈴鹿のほうへは、おれが行ってみる、てめえたちは、下道しもへ急げ」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
到頭四万の山口へ参りましたが、只今は車道くるまみちが開けましたので西の方の山岸へ橋をかけまして下道しもみちを参りますが、以前はかみの方を廻りましたもので中々難所なんじょでございました。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)