“水深”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいしん57.1%
すゐしん28.6%
ふかさ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汲み上げた水が恐ろしく泥臭いのも尤、いかりを下ろして見たら、渇水かっすいの折からでもあろうが、水深すいしんが一尺とはなかった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
げん其處そこいだともかたれるは、水深すゐしんじつ一千二百尺いつせんにひやくしやくといふとともに、青黒あをぐろみづうるしつて、かぢすべにかはし、ねば/\とかるゝ心地こゝちして、ふねのまゝにひとえたいはくわしさうで
十和田の夏霧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
印度洋インドやうとて千尋せんじん水深ふかさばかりではない、立浪たつなみさわいでるのは、たしか其邊そのへん大暗礁だいあんせうよこたはつてるとか、いましも弦月丸げんげつまる進航しんかうしつゝある航路かうろそこ一面いちめん大海礁だいかいせうおほはれてるのであらう。