“蛇行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だこう60.0%
メアンダリング40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歴史をその純粋な現われにまで還元することである。蛇行だこうして達しうる人間の実際の方向を、直線によって描き直すことである。
広津氏に答う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
蛇行だこうの波長が河床かしょうの幅に対して長いような場合に特にこれが問題になるであろう。これは地形学者の再検討をわずらわしたい問題である。
自然界の縞模様 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
河は著しい蛇行メアンダリングをしているので、彎曲点が方々で切れて、馬蹄型の湖を至るところに残している。
異魚 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
その冷い透明な水の中には長い藻が一面に生えていて、それが流れに従ってゆるやかに揺れている。小川自身もこの砥のように平らな草原の中では、その行場に困ると見えて、極端な蛇行メアンダリングをしている。
永久凍土地帯 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)