“坐蒲團”の読み方と例文
新字:坐蒲団
読み方割合
ざぶとん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少(すこ)し時間(じかん)が遲(おく)れたので、寄席(よせ)は一杯(いつぱい)であつた。二人(ふたり)は坐蒲團(ざぶとん)を敷(し)く餘地(よち)もない一番(いちばん)後(うしろ)の方(はう)に、立膝(たてひざ)をする樣(やう)に割(わ)り込(こ)まして貰(もら)つた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
勘次(かんじ)は草刈籠(くさかりかご)を脊負(せお)つて巡査(じゆんさ)の後(あと)に跟(つ)いて主人(しゆじん)の家(いへ)の裏庭(うらには)へ導(みちび)かれた。巡査(じゆんさ)が縁側(えんがは)の坐蒲團(ざぶとん)へ腰(こし)を掛(か)けた時(とき)勘次(かんじ)は籠(かご)を脊負(せお)つた儘(まゝ)首(くび)を俛(た)れて立(た)つた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
宅(うち)では御米(およね)が宗助(そうすけ)に着(き)せる春(はる)の羽織(はおり)を漸(やうや)く縫(ぬ)ひ上(あ)げて、壓(おし)の代(かは)りに坐蒲團(ざぶとん)の下(した)へ入(い)れて、自分(じぶん)で其上(そのうへ)へ坐(すわ)つてゐる所(ところ)であつた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)