“聞説”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きくならく80.0%
きくな10.0%
きくなら5.0%
キクナラク5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「大いにあります。聞説きくならく、敵の梁山泊も昨今では一大強国ほどな兵備もあるよし。討つにはまず士気の上におく大将、次に装備で」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
聞説きくならく多摩川に沿うた溝には、独歩の「忘れ得ぬ人々」の作にちなんで、独歩の碑が立っているとか、さらば近代における多摩川風景の祖道者として、花袋の碑は
留ムルニ/新秋風月扁舟ノ夢/故里煙花艶体ノ詩/聞説きくならク東帰期近キニ在リト/天辺岳色朝曦ニ映ズ〕
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
聞説キクナラク。貴下ハ先頃、稀代キタイナ宝刀ヲ入手セラレシ由。武人ノ御心ガケ神妙ナリト、高大尉コウダイイ閣下ニオカセラレテモ、御感ギョカンナナメナラズ、マコトニ御同慶ニ堪エナイ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)