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きゝとが
ふりがな文庫
“きゝとが”の漢字の書き方と例文
語句
割合
聞咎
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞咎
(逆引き)
斯う夫人はお鶴の
側
(
そば
)
へ寄つて言つた。お鶴は茶を入れる用意をして居たが、夫人の言つたことを
聞咎
(
きゝとが
)
めて
灯火
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
此中
(
このうち
)
來賓中
(
らいひんちゅう
)
のチッバルト
此
(
この
)
聲
(
こゑ
)
を
聞咎
(
きゝとが
)
めたる
思入
(
おもひいれ
)
にて
前
(
まへ
)
に
進
(
すゝ
)
む。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
『沈んで居る?』と銀之助は
聞咎
(
きゝとが
)
めて、『沈んで居るのは
彼男
(
あのをとこ
)
の性質さ。それだから新平民だとは無論言はれない。新平民でなくたつて、
沈欝
(
ちんうつ
)
な男はいくらも世間にあるからね。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
『なにも
其様
(
そんな
)
にやかましいことぢや無いよ。』斯う文平は
聞咎
(
きゝとが
)
めたのである。『
奈何
(
どう
)
して瀬川君は
彼
(
あ
)
の先生の書いたものを研究する気に成つたのか、其を僕は聞いて見たばかりだ。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
あの愚痴な性質から、
根彫葉刻
(
ねほりはほり
)
聞咎
(
きゝとが
)
めて、
何故
(
なぜ
)
引越す、斯う聞かれたら何と返事をしたものであらう。そこがそれ、引越さなくても
可
(
いゝ
)
ものを無理に引越すのであるから、何となく妙に気が
咎
(
とが
)
める。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
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