“きゝゐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聞居75.0%
聽居25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又もとのあなへはいりしゆゑわしあなの口に雪車哥そりうたのこゑやすらんとみゝすまして聞居きゝゐたりしが、滝の音のみにて鳥のもきかず、その日もむなしくくれて又穴に一夜をあかし、熊のうゑをしのぎ
つめ聞居きゝゐたり斯くとも知らず元來もとよりお菊はおろかなれば小袖金子を見てたちま心迷こゝろまよひ何の思慮しりよもなく承知をぞなしたりける又長助はとくと樣子を聞濟きゝすまし早々又七に右の事故ことがら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
鎭めて聽居きゝゐたりしがいまかたをはりし時一同にどつほめる聲家内やうちひゞきて聞えけり此折しも第一の客なる彼の味岡勇右衞門は如何いかゞ致しけんウンと云て持病ぢびやう癪氣しやくき差込さしこまれ齒をかみしめしかば上を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)