“差込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さしこ41.7%
さしこみ41.7%
さしこま8.3%
さしこん8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうした機会を待ち設けていたように持病の癪の虫が頭をもたげた。さなきだに狂いかかっている彼女は、突然におそって来た差込さしこみの苦痛に狂って倒れた。
籠釣瓶 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「どこのお方か覚えません私が世話になった方ならば知って居る筈ですが」というと「そういう馬鹿ばかだから困る。それダージリンで差込さしこみが起った時尊い薬を ...
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
鎭めて聽居きゝゐたりしがいまかたをはりし時一同にどつほめる聲家内やうちひゞきて聞えけり此折しも第一の客なる彼の味岡勇右衞門は如何いかゞ致しけんウンと云て持病ぢびやう癪氣しやくき差込さしこまれ齒をかみしめしかば上を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
如何遊いかゞあそばされ候やと申ければ越前殿され癪氣しやくきにて四花の邊より小腹せうふくへかけきり/\と差込さしこんで食事も進まず兎角にふさいでならぬが其方のうはさ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)